７月スタディー・サポート

前回の記事で、夏休み中の過ごし方と題して、生活面・勉強面の２つからアドバイスさせていただきましたので、今回はちょっと視点を変えてお届けします。

小学生のみなさんの夏休みといえば、お祭りとか、宿題とか、旅行とか、友達との遊びをイメージされるのではないでしょうか？
一方、中学生のみなさんは、部活動が大半ですかね…

今年はコロナ禍で、また例年と違った夏休みになりそうですが、ぜひお子様に学びのエネルギーをチャージするという視点を持ってみてはいかがでしょうか？

小学校のときに、なんでこうなるんだろう？とか、率直に知るって楽しいな！という時期はありませんでしたか？
ところが、どんどん内容が難しくなっていって、そうした学びのエネルギーはすっかり空っぽというケースもあるように思います。
そこで、ぜひ夏休みはそんなエネルギーをチャージする機会にしていただきたいんです。

いま北海道では、新たに世界遺産が誕生しようとしているのはご存知ですか？
「北海道・北東北の縄文遺跡群」には、北海道内６箇所の遺跡が含まれています。
新型コロナで足を運ぶ機会も限られますが、機会があればそうした場所に足を運び、現物を見せてあげることです。
教科書の何倍も、何十倍もメッセージが伝わってくるはず。勉強してみようかな、となるかもしれません。

この他にも、北海道博物館では、北海道の郷土史や文化、自然など幅広く学ぶことができます。
開拓の歴史や戦時下の北海道の様子などを知ることもできますから、社会や理科の勉強になりますよ！

また恐竜が好き！という男の子や、宇宙が好き！という小学生のみなさんには、北大博物館もおすすめです！
実際に大学の雰囲気を知ることもできますし、実際に大学での学びを紹介する展示などもあって進路の参考にもできるはずです。
早くから進路を意識することで、学習の質も変わってきます。

また、去年オープンした「ウポポイ」は日本最北の国立博物館です。
修学旅行等でも人気ですが、国立博物館の展示も見てみたいですね！

何もこうした博物館だけではありません。
美術館に行ってみると、教科書に名前があるような有名な画家の絵に触れる機会があるかもしれません。
教科書ではわかりませんが、現物を見れば絵の具のでこぼこや筆先の流れまで見ることができ、よりリアルに感じられるはずです。

釣りやキャンプ、登山や海水浴、スポーツもいいですよね！
自然に触れ、生き物を直に見る機会は、教科書よりもリアルな気付きや学びがあります。
仲間と目標に向かって努力することも貴重な経験です。
あくまでも感染症の状況を見てということになりますが、ぜひいろいろな体験を子どもたちにさせてあげてください。

私もそう思います。
ゲームやYouTubeなど、楽しいものに囲まれていますが、それ以上にもっと興味を掻き立てられるテーマが勉強の題材の中にも埋もれています。
私達はただ注意するだけでなく、そうした良質なコンテンツに触れさせる努力もしなければなりませんね。

こちらこそ、ありがとうございました！