夏休み中の学習の取り組み方

よろしくお願いします！

そうですね…特に気をつけていただきたいのは、生活リズムの見直し・維持と基礎の徹底ですね。

いまコロナ禍の子どもたちは、非常に多くのストレスを抱えていると思います。
そこに過度に制限をかけるつもりはありません。
でも、ちょっとしたきっかけでお休みがちになったり…というのが全国的に非常に多いようです。
学校の出席管理もゆるくなり、少しの体調不良でお休みすることが続いたり、自宅学習できる環境や条件が整ったり…
「あれ？学校ってなんで行くんだっけ？」という根本的な疑問がふと浮かんで、足が遠のいてしまうということがあります。
学校ではＧＷ明け、夏休み明け、冬休み明けなど、「みんな学校にちゃんと来れるかな？」と、先生たちはみなドキドキしながら待っています。

ですから、体調不良につながるような生活リズムはこの機会にしっかり見直してほしいですし、夜ふかしして学校の授業でウトウトしているということのないようにしたいものです。

そうなんです。
夏休みだからと特別扱いせずに、変わらないリズムで生活することが大切ですね。

はい。今日は、その基礎ってなんだろう？という根本から考えてみたいと思います。
私が思う基礎は、
①漢字・言葉の意味を正しく理解する
②計算の手順をすばやく正確に追えるようにする
③覚えるだけの暗記事項を確実にする
の３点です。

まず①から見てみましょう。
国語の問題をはじめとして、他教科でも問題文の意味を正しく理解できなかったり、理解するのに時間がかかるという生徒さんが多いです。
日頃から国語の問題文や読書、生活の中で出てきたわからない問題は辞書を引いて意味を明らかにするようにしたいです。
漢字もやればできる単元ですから、面倒臭がらずに練習しておきましょう。
お子様に「〜の意味ってどういう意味？」と質問してみると、その理解度を知ることができ、行動につなげることができますよ。

そうです。では次の②について見ていきましょう。
計算は、数学だけでしか使わない…と思いきや、社会科の人口密度や時差の計算、理科の濃度・密度、物理分野の計算、電気分野の計算など、いろいろな教科で使います。

小学校では、手順が短かったものが、学年が上がるほど手順は複雑になっていきます。
その手順を間違えずに、正確にたどることができるかが重要です。
せっかく立式しても、最後に数が合わなければ全部パァになってしまいます。

だから、計算の正確性とスピードは何より大切です。
式を立てる、問題の解き方を考える時間をたくさんとるためにも、計算はすばやく正確でなければなりません。

ここは徹底しかありません。一見複雑に見えるものでも、間違いは許されない。できなければいけないものだ！という前提をぜひ理解していただき、全問正解になるまで妥協せずにやっていただきたいです。

最後に、③です。
覚えるだけの内容はサービス問題です！
覚えて活用するという問題が増えてきていますから、覚えるだけの内容は夏休みに反復して覚えましょう。

覚える時間には個人差があります。
個人差があるからこそ、人より時間がかかるようならば時間をかけなければなりません。
面倒臭がっていると、いつまでもその先の点数まで届きませんよ！

ぜひ保護者のみなさまも、一緒になにか学ぶ時間を作ってみてはいかがでしょうか？
最後まで、ありがとうございました！