いま注目のワード「STEAM教育」をご存知ですか?

今回は、教育関連のニュースをわかりやすく解説する、教えて!教育ニュースのコーナーです。
このたまご通信でもご紹介しているように、来年2020年は教育改革の年…。
時代の変化に伴い、教育現場も変わろうとしています。
そんな中、いま注目の「STEAM教育」というキーワードをご存知でしょうか?
AIと共存していくために、これから力を入れるべき教育の頭文字のことなんですが…わかりますか?
それでは早速、このニュースを読み解いていきましょう!

「STEAM教育」ってなに?

dummy
編集部

さて、「STEAM教育」というのが今回のテーマですが…
そもそも何と読むべきものなんでしょうか?

dummy
竹林さん

これは「スティーム教育」と読みます。
STEAM(スティーム)とは、 Science:科学 Technology:技術 Engineering:工学 Art:芸術 Mathematics:数学 この各分野の頭文字を組み合わせて作られた造語です。

dummy
編集部

このSTEAM教育というものは、これらの5分野について力を入れていく教育ということですか?

dummy
竹林さん

その通りです。元々は1990年代にアメリカで国際統計における自国の学力低下が問題視されるようになったのがはじまりです。アメリカはビジネスや金融、科学技術や研究の最先端であり、理系人材の育成を国策に据えてきました。
やはり数字に強い人は、活躍の幅が広いですからね。
オバマ大統領が国際的にこの理系教育、当時はArtを除いたSTEM教育を演説に取り上げ、国際的な認知が高まったとされています。

dummy
編集部

数学や科学以外にも、いろいろな教科があると思うのですが、なぜこの5教科が注目されているのでしょうか?

dummy
竹林さん

それは、AI時代に人間が身につけるべき知識や能力と考えられているからです。
新しい情報技術や科学技術を理解し、それらの技術に振り回されるのではなく、それらの技術を活用する側に回るには、科学、技術、工学、数学の知識が不可欠になるでしょう。

dummy
編集部

あれ、でもArt(芸術)はどうですか?
なんだか異質な感じがしますが…。

dummy
竹林さん

先程も話題に上がったように、Artは後から追加されたものです。
アメリカのApple社が、情報技術そのものの先進性だけでなく、使い勝手や見た目そのものなど、体験そのものをデザインし直すような商品開発で大成功しました。
そこから、これらの技術や工学だけではなく、生活や体験にうまくリンクさせるためにも、Artの感覚が重要なのでは?と注目されるようになったのです。

文系人材って要らないの?

dummy
編集部

近年では、日本政府も理系人材の育成に力を入れようとしていますよね。
でも、それって、文系で教わることってそんなに大事じゃないということですか?

dummy
竹林さん

私も文系なので、そう言われると落ち込んでしまいます…(笑)
そういうことではなくて、実際に世の中見渡してみれば、これは完全に理系とか、これは完全に文系とか、切り分けて考えられるものって少ないのではないでしょうか?
例えば、製品を開発するところまでは理系でも、どうやって売るかは文系の範囲です。
結局、文系・理系双方、最低限互いに知るべきことがあって、それがなければうまく仕事が回りませんよね。
STEAMもまさにこの考えです。
より技術や科学の進歩に敏感で理系人材を理解し、うまく身近な生活に取り込む方法を理解し、実践できる文系人材
技術や科学の理論的なものに限らず、実生活や産業に実装させることができる世の中への感度が高い理系人材

どちらも、これからの時代で必要になってくるはずです。
文理の壁を取り払い、双方の架け橋になれる人材がほしい。
STEAM教育とは、まさにそういったメッセージです。

dummy
編集部

なるほど…
STEAM教育が重要だということはよくわかりました!
しかし、実際に学校や家ではどういったことをすればよいのですか?

dummy
竹林さん

その答えが2020年の小学校におけるプログラミング必修化です。
学校では、プログラミング的思考ということで、論理的に物事を考えるという部分にフォーカスするため(予算的な兼ね合いもあると思いますが…)、ロボットなどは使いません。
ところが、実際にロボットを組んでみると、物理の法則を理解していないと安定した動きを再現できなかったり、もちろんプログラミングの仕組みを理解していないとプログラムを書くこともできません。
プログラムはコンピュータへの命令文ですから、曖昧性が許されず、数学的な考え方も必要とされます。
また、回転運動を直線運動に変えるなどの、工学的な発想も必要です。
オリジナリティのあるロボットを作るためには、芸術性だって必要です。
もうお気づきですね?

NEXTのプログラミングコースを体験しよう!

dummy
編集部

まさに、STEAM教育ということですね!?

dummy
竹林さん

そうなんです。
どうしても、プログラミングって、わざわざ習う必要あるか〜?と半信半疑になりますよね。
どうしてもロボットやPCを使うため、月謝も割高になりがちです。
でも、いままさにこれから必要とされ、国も取り入れている「STEAM教育」のエッセンスがプログラミングには詰まっています。
個々に勉強しようと思うと面白みに欠ける教科の内容でも、「ロボットを思い通り動かしたい!」という動機が後押ししてくれるので、自分からつかみにいってくれるのも特徴です。

dummy
編集部

いよいよ体験会もスタートしますよね!
いまから楽しみです!
もし機会があれば、たくさんの方にプログラミング教育を受けていただきたいですね!
今日はありがとうございました!

dummy
竹林さん

そうですね!とてもおもしろいので、まずは体験会に参加してみていただきたいです。
今日はありがとうございました!

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