英語4技能導入へ−学力テストでスピーキングテストがスタート!
今回は、気になる教育ニュースをお届けする、教えて!教育ニュースのコーナーです。
これまでも、英語教育改革に関するニュースをお届けしてきましたが、今回は4月18日に実施された全国学力テストにスピーキングテストが導入されたことについて、英語科チーフの竹林さんに伺います。
そもそも全国学力テストってなに?

英語教育改革のスタートに合わせ、いよいよ学校のテストに関するニュースが飛び込んできましたね。
詳しく教えていただけますか?

はい。国は、全国の小学6年生と中学3年生を対象に、毎年4月に全国学力・学習状況調査(=通称・全国学力テスト)を実施しています。
国の学力低下が問題視されるようになり、学力や学習状況を基に、上位の地域から学び、教育行政や指導の改善の参考としたり、統計として客観的な評価・判断を行うために実施されています。
学力テストは悉皆(しっかい)調査ですから、小6生と中3生は全員が受験しています。
実施科目は国語と数学(算数)と理科の3科目です。

なぜ全科目ではなく、この3科目なのでしょうか?

以前もご紹介しましたが、先進国を中心にSTEAM教育と呼ばれる理数教育の充実が叫ばれるようになってきました。
社会の要請もあり、すべての基礎にあたる国語と理数の評価をしたいということではないでしょうか。

そもそも学力テストでは、どのような問題が出題されるのですか?

知識力を問う「A問題」と知識の活用力を問う「B問題」がそれぞれに用意されています。いずれもB問題の方が苦手な傾向がありますね。
そして今回から新たに導入されたのが、英語のスピーキングテストです。
新たに“スピーキングテスト”がスタート

え?スピーキングテストですか?
先程、国語・数学・理科とおっしゃっていましたよね?

はい。これまでにもお伝えしてきましたが、2020年の教育改革で、国は英語の4技能評価の導入を決めました。
これまで、受験英語と英語運用能力との間には差があり、それも仕方ないと受け入れられていたかと思います。
ところが、このままでは日本が国際的に遅れを取ることになりかねません。
国はかねてから、英語の運用能力が上がるような指導を現場に求めてきましたが、やはりなかなか変わらない。
そこで、入試から変えていこうというのが今回の教育改革の趣旨なんです。
「話す(スピーキング)」という能力が、今後の大学入試に求められるということで、その変化はその下にも下りてきます。
それが今回のスピーキングテストの導入です。

いよいよ国も本気…という訳ですね。
でも、何人もいる生徒さんをどのようにテストするのですか?

それは各校に配置されているパソコンを使用するそうです。
パソコンで動画を視聴し、ヘッドセットを付けて会話を録音し、評価します。

それは手間がかかりますね…

そう!そこなんです。
こんなに手間とお金がかかるものを全国の中3生に実施したんです。
この本気度、ご理解いただけるのではないでしょうか?

確かに…英語の重要性についてはずっと言われていますが、今度はさらに一歩踏み込んだ感じです。

これから先、大学入試の改革や、小学校の英語の教科化だけでなく、高校入試も変わっていくでしょう。
そうなった時では遅いんですね。
だからいま、まだ余裕のあるうちに取り組めるといいですね。
NEXTでも、小学校英語と英会話の充実にはこれからも力を入れていきたいと思っています。
機会がありましたら、ぜひご検討ください。

そうですね!ぜひ小学生の方をはじめ、多くの方に英語に早くからチャレンジしていただきたいですね!
本日はありがとうございました!

こちらこそ、ありがとうございました!
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