2019高校入試考察
今回は、教育に関するニュースを独自の視点から解説し、NEXTの教育について理解を深めてもらう「教えて!教育ニュース」のコーナーです。
今年、3月に行われた高校入試は近年と比較してどのような結果になったのでしょうか。
難易度の変化についても、聞いていきたいと思います!
近年の入試の難易度
北海道学力コンクール事務局から、今年の入試に関するデータが開示されましたね。
近年の入試の点数や倍率などは、どのように変化しているのでしょうか。
まずは、難易度から教えてください。
今年のSS50、いわゆる平均点は、標準問題採用校で205点、裁量問題採用校で185点でした。
昨年のSS50は、標準問題194点、裁量問題167点でしたので、ここ数年の難易度の変化はひと息ついたような形になりました。
裁量問題が20点近く平均点が上がっていますので、裁量問題でも比較的簡単な内容が出題されたことになります。
2017年以前の点数はどうでしょうか。
2009年から2012年までは、標準問題がおよそ175点、およそ裁量問題が158点で推移していました。
2013年から2017年までは、標準問題は208点くらいに落ち着きました。裁量問題は180点から190点の間で変動がありました。
教科別の難易度
全体として10年前と比較すると、易化傾向にありますね。
教科別ではどうでしょうか。
標準問題では、英語+6.4点、理科+9点と平均点が大幅に上がりました。
裁量問題では、数学+8.4点、理科+8.6点と大幅に上がりました。
理科に裁量問題はありませんので、単純に簡単な問題が出題されたことになります。
社会は逆に難化し、標準も裁量も3点ほど下がりました。
倍率
高校の倍率について教えてください。
学習塾NEXTのキャンパスの近くの高校に絞ってお話します。
国際情報高校は人気で1.7倍、新川高校も1.6倍と高い倍率でした。新川では定員が320人ですので、不合格者が155人もいたようです。
そんな中合格したNEXT卒業生には拍手を贈りたいですね!
北陵高校の倍率は1.25倍、石狩南高校は1.21倍でした。
内申点の傾向
相対評価から絶対評価に変わってずいぶんと経ちました。
以前は学校の中でランクごとに人数が決まっていましたが、現在は定期テストの点数や提出物の点数で評価されるので、頑張れば全員がAのランクも目指せますよね。
ランク別人数の変化について、教えてください。
2009年Aランクの生徒さんは、全体の7.6%でしたが、10年後の2019年は13%に増えています。
Hランク以下の生徒さんは、2009年には8.6%でしたが、2019年は5.6%に減っています。
ランクは上昇傾向にありますので、ランク重視の北海道において、低ランクは入試で不利になってしまします。日常の学校生活からしっかりしていきたいですね。
当日点と内申点の相関
札幌市内の高校のだいたいのボーダーはどのようになっているのでしょうか。
札幌南高校では内申点315点満点のAランクでも、当日点が低いために落ちた人がいたようです。
データを見る限り、DランクぎりぎりのCランクの人が280点で合格していました。
札幌西高校はだいたいCランクで250点を取れれば合格できそうでした。
国際情報は、Bランクで220点、月寒高校はCランクで230点かBランクで220点、新川高校はCランクで220点、英藍高校はFランクで170点くらいがボーダーだったと思われます。
当日点のボーダーは問題の難易度によって変化しますので、来年の入試ではまた少し変わってくるでしょうね。
ここ数年は200点前後で落ち着いていた平均点が2018年で一気に難化し、2019年はまたもとに戻ったような入試でしたね。
問題が簡単になればなるほど、簡単な問題をいかに落とさないかが重要になってきますね。
問題文を全部読むことや、答え方の文末に注意したり、単位をつけて答えたりということがとても大事です!
わかっていたけど間違えたでは、お話になりません。
細かいことに目を向けて、確実に得点する力をつけていく必要があります!
これを踏まえてNEXT生のみんなには頑張ってもらいたいですね!
どうもありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
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