教えて!教育ニュースー文科省が人工知能の活用を検討?

今回は、いま話題の教育ニュースを解説する教えて!教育ニュースのコーナーです。
2019年国家予算の概算要求の中で、文科省が18億円を人工知能やEdTechの活用のために盛り込みました。
この変化がどのように子どもたちに影響するのか、竹林さんに解説していただきます。

そもそも、「EdTech」って何?

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編集部

まず、ニュースの見出しにあった「EdTech」という単語、見慣れない言葉でよくわからないのですが…

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竹林

「EdTech(エドテック)」とは、Education(教育)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語で、テクノロジーを実際に教育に応用し、課題解決や革新的な進歩を目指すサービスを指します。
近年、日本で注目を集めているのは「スタディサプリ」や「schoo」などですね。
「EdTech」は、経済的な制約や地理的制約を受けずに教育を届けるサービスとして注目が集まっています。

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編集部

確かに、スマートフォンのアプリの中にも、そうした教育系のサービスはたくさんありますよね。
確かNEXTでもアプリがありましたよね?

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竹林

NEXTでは、教材会社と連携して「英単語アプリ」を導入しています。
発音を確認できるだけでなく、間違えた問題だけ繰り返し練習できるので、効率的に英単語を学習できます。
(※導入の方法は入会時にお配りしたスタートガイドに記載、ID/Passは各キャンパスに掲示しています。)

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編集部

紙の教材だと、間違えた問題だけ抽出するということもあまりできませんよね…
デジタルだからこその真似できない強みもありますね。

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竹林

スマホやタブレットを使った学習には、紙ではできない特徴があり、魅力があります。
一方で、紙には紙の良さがあるのも事実。
デジタルばかりが評価されますが、アナログの良さにも着目したいですよね。
また、一方でスマホやタブレット学習は他に気が散るだろうから、やらせたくないという声も耳にします。
いずれも、一長一短あるものですから、その点を理解して有効に使っていきたいですね。

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編集部

では、ニュースの中身に戻りたいと思うのですが、人工知能や「EdTech」の導入が進むとどうなるのでしょうか?

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竹林

AI(人工知能)によって、個人の成績や学習管理を行い、苦手を明確化したり、苦手に合わせた問題を提案することでその克服を目指すような取り組みが考えられているようです。
例えば、数学や英語の理解度アップのためには、つまづいているポイントがどこなのかを探り当て、そのポイントに重点的に取り組む必要がありますから、効果が楽しみなところです。
また、「EdTech」を学校現場でどのように活用できるのかを検討することも盛り込まれています。

親なら誰しも悩む…「子どもたちとテクノロジーの関わり方」

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編集部

先程のお話にもありましたが、「EdTech」は多くの場合スマホやタブレットで活用していきますよね?
多くのご家庭で、子どもたちとテクノロジーとの関わり方は課題になっているように感じるのですが?

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竹林

これだけ社会にテクノロジーが浸透すると、もうそれ以前に戻るというのは現実的ではないですよね。
保護者の方も含め、あまりにも身近で、常に隣にあるものですから。

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編集部

では、一体どうすればいいのでしょう?
スマホでYoutubeを見たり、スマホゲームをしたり…
便利な遊び道具のようになってしまっていますよね?
もう制限するのは無理なのでしょうか?

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竹林

以前、ある教育者の方が記事の中で、「自分だけリビングでくつろいで、子どもにだけ勉強しろというのは無理だ」と話していました。
私も全く同じ考えですね。
ついつい、子どもに良かれと思って発している言葉かもしれませんが、自分が子どものときにだって宿題を後回しにしたり、勉強をサボったり…私たちにも心当たりがあるのではないでしょうか?(笑)

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編集部

耳が痛い話ですね…(苦笑)

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竹林

結局、私達大人のご都合主義の言葉は簡単に見透かされます。
小学生の子どもたちにも、中学生の子どもたちにも、大人の部分があって、そこを子ども扱いしてはいけないんです。
私達が職場で上司や同僚の言葉や行動に違和感を感じることがあるように、子どもたちもそう感じているかもしれません。
そうしたとき、私達と同じように子どもたちも行動には移さない。
至ってシンプルです。

思春期の子どもたちにどう関わればいいの?

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編集部

なるほど。
では、保護者の方はどうすればいいのでしょう?
「EdTech」が進む前に、それを活用する人のリテラシーが求められますよね?

dummy
竹林

まずは恐縮ながら…保護者の方にもスマホの使い方など、点検してみていただきたいですね。
子どもたちに勉強してほしいと思うのなら、勉強の様子を時々覗いたり、保護者の方自身も受験に関する情報を集めたり…
子どもたちだけに受験というレールを走らせるのではなく、より実感できる形で寄り添っていただきたいです。
子どもたちは、大人の一言一言に敏感です。
きつく注意するだけでなく、頑張りを評価する声の価値をご理解いただければと思います。

dummy
編集部

そうですよね…。そっち(親)はどうなんだよ?と子どもたちも思っているかも…。

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竹林

とはいえ、保護者の方のご懸念はごもっともです。
私達も指導の中で、やる気が出るような関わりは大事にしています。
もし、こんな関わり方をしてほしいというご希望や、ご家庭での関わり方についてご不安があれば、お気軽にご相談ください。

dummy
編集部

こうしたテクノロジーは、使う側の考え方や取扱いの仕方がとても重要ですよね。
改めて考えるいいきっかけになりました。
本日はありがとうございました。

dummy
竹林

こちらこそ、ありがとうございました。

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