塾の勉強と学校の勉強って何が違うの?

今回は、NEXTの取り組みをお伝えするNEXT大解剖のコーナーです。
塾も、学校も同じ内容を勉強していく訳ですが…
塾と学校の勉強の違いをご存知でしょうか?
お金は払っているけど、実際に塾のことってお子様しかわからないですよね。
今回は、そんな塾のことを一緒に考えてみたいと思います。

塾は世界中どこにでもあるものじゃない

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編集部

学習塾って、使う人とお金を払う人が違うというなんだか不思議なサービスですよね。
冒頭にもありましたが、お金を払っているけど、結果でしか塾のことがわからないという保護者の方も多いと思うんです。
学校は無償ですが、学習塾は有償ですよね。
そもそもですが、なぜわざわざ学習塾なんでしょうか?

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竹林さん

学習塾って、実は東アジア圏にしかないんです。

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編集部

え?

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竹林さん

宗教観なども影響しているそうなんですが、日本では学業の成果を「能力ではなく、努力の量」と考えますよね。
アメリカでは「向学心は資質で、大きくは変化しない」という価値観があるそうなんです。
だから、日本では学校でできなかった部分は家で補うという価値観が強い。
東アジアに共通していえることで、この家庭や学習塾での勉強時間の多さが東アジアの高い学力を下支えしています。

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編集部

知りませんでした…。
そういえば、学校も入学時に厳しく選抜するのは日中韓など東アジアが主で、多くは卒業時の試験が一般的ですよね。

dummy
竹林さん

はい。入試に重きが置かれ、その後の学習が軽視されがちな現状は残念ですが…
とはいえ、入試を重視するという現状がある以上、東アジア圏、日本での塾の役割は必要なものだと思います。
特に入試は人生で数回。個人にとって受験という機会は特別で、慣れていくほど人生でその機会も多くありませんよね。
こうした受験産業は、個人ではありえない“回数を重ねる”ことで、勝ちパターンを知っています。

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編集部

よく、大学受験でも、自宅浪人と予備校生では結果に大きな違いがあるといいますよね。
それほど、自分一人で進めるというのは難しいということですよね…。

dummy
竹林さん

特に、日本って失敗に不寛容ですよね。
本当は、どんどん失敗して、立ち上がって強くなることが必要なんですが…
いまも「受験」というシステムが人を序列化してしまうような面がありますから、無視できるものではないですよね。
海外とは事情や背景が異なりますから、独自に学習塾という文化が発展していくのには、こうした理由があると思います。

塾の授業1時間は、学校の授業○時間分!?

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編集部

そうした受験への対策という点以外には、保護者の方が知らない塾と学校の違いは何かありますか?

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竹林さん

塾の授業は、学校の授業の4時間を1時間にギュッと濃縮したものです。
学校の先生が4時間かけて指導する内容を1時間にして進めています。
塾の授業を1時間休むということは同じ教科の授業を4時間休むのと同じです。
それほどの密度でも成立するよう、学習塾は様々な工夫をしています。

dummy
編集部

塾の授業は、学校4時間分なんですか!?
それだと、休むとわからなくなってしまいますよね?

dummy
竹林さん

塾は先程もお伝えしたように、受験で勝つ方法や、その後の勉強に生きる勉強のやり方を教える場です。
私も学校教員でしたが、学校の先生とは違い、塾の講師は結果が会社の業績や個人の評価にも直結しますから、教科の指導では必死です。
受験やテストを見越して、学校よりも先に進めたり、苦手になりやすい単元にはじっくり時間を使ったり…
学校の進度と塾の進度が必ずしも一致しない(多くは先取り学習)のは、こうした理由からです。

教えるのは勉強じゃない。勉強を通して大事なことを教えたい

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編集部

翌日のテストの科目と塾の科目が合わないから、家で勉強したいという方もいらっしゃいますよね。
それってどうしたらいいんですか?
直近のテストを犠牲にする訳にも行きませんよね…?

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竹林さん

テストを犠牲にするのは良くないですよね。
もちろんご家庭の教育方針は尊重させていただきますが、先の塾の授業の密度についてはご理解いただいた上でご判断いただくのがよいと思います。
あえて言うなら、いまの子どもたちが忙しいのは承知していますが、テストの日程は直前に言われたものではないはずです。
とすれば、早くから計画できるのではないでしょうか?
計画性は、大人になってから養えません。勉強を通して学ぶものです。
お子様の将来を思うなら、勉強の中身よりも、勉強という題材を通して学ぶ機会を大事にしていただきたいです。

dummy
編集部

勉強を通して学ぶ。
確かに大切ですね。
でも学校の授業の4時間分を塾はどうやって進めているんですか?

dummy
竹林さん

講義部分は完結にまとめ、効率よく学習できるように教え方を工夫しています。
特にNEXTでは、プロジェクターを利用していますから、板書時間も少なく済むため効率的です。
あとは、塾が学校と同じでは意味がありませんから、学校で不足しがちな演習量を確保することを優先しています。

dummy
編集部

習うより慣れろという面もありますよね。

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竹林さん

そうです。
内容をまとめる勉強では、問題が解けるようにはなりません。
知ったことを使って問題を解くから、できるようになります。
問題演習は、できない現実を突きつけてきますから、子どもたちもあまり好みません。
でも、問題演習こそが勉強だということを、塾でも繰り返しお伝えしています。
ぜひ保護者のみなさんも合わせて、お子様にお伝えいただけると幸いです。

dummy
編集部

意外と塾の中身ってわかっているようでわからないものですよね。
そんなに塾の授業に密度があるというのは驚きでしたね。
今後も、塾をご利用いただいている小中学生のみなさんや保護者の方に、こうしたことを知っていただきたいですね!
本日はありがとうございました!

dummy
竹林さん

私達も、中が見える塾を目指して、今後も情報を発信していきたいと思います。
こちらこそ、ありがとうございました!

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