教えて!教育ニュースー公立高校配置計画と現在の志望状況

今回は、北海道教育委員会が発表している「公立高等学校配置計画」と、気になる高校の志望状況について、みなさんにご紹介したいと思います。

 

公立高等学校配置計画って?

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編集部

はじめに「公立高等学校配置計画」という言葉について教えていただけますか?

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遠田さん

はい。実は、北海道教育委員会が、中学生の人口や志望状況などのデータを元に、どの高校のクラス数を今後どうしていくか、どのようなコース設定にするのかなどを検討して発表しているんです。
それが、高等学校配置計画です。

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編集部

その配置計画を見ると、どのようなことがわかるのですか?

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遠田さん

いますぐのことではありませんが、クラス数が減ったり、学校種別が変わることで、志望状況にも変化が現れます。
例えば、「開成中」のケースがわかりやすいと思います。元々、開成高校を受験していた層は、その受け皿がなくなったことで、他の高校に流れました。

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編集部

具体的には、どう変化したのか、詳しく教えていただけますか?

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遠田さん

札幌市東区・北区のあたりで言えば、北陵高校や新川高校に流れたり、同じ地下鉄東豊線沿線というアクセスに目をつけ、豊平区の月寒高校などに人気が集まるようになりました。
その他、偏差値が近い国際情報や旭丘まで足を伸ばす受験生も増えましたね。
その結果、月寒高校は開成中移行前よりも合格者の偏差値が高くなっています。
関係なさそうに見えて、周辺校だけでなく広い範囲で影響が出る場合もあるため、注意が必要です。

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編集部

そうなんですね…知りませんでした。
ちなみに、今回発表された配置計画ではどのように予定されているのですか?

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遠田さん

はい。石狩地区に目を向ければ、来年度に札幌東豊高校が1学級減の7学級に、その翌年度には月寒、北陵、手稲、丘珠、など石狩管内の11校で合計12学級の削減が予定されています。

気になる、現在の受験生の志望状況は?

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編集部

2020年度以降の高校入試は、大幅に学級減になるということですね…
また受験生への影響も気になりますね。
ちなみに、現時点での志望状況はどうなっているのでしょうか?

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遠田さん

8月実施の北海道学力コンクールの志望状況では、札幌西高校、旭丘、国際情報が昨年よりも1割以上志望者数が増えています。
特に国際情報は昨対比138%と人気です。
他にNEXTの近隣校では、新川は昨対比100%、北陵が83%、石狩南が109%、英藍が95%、東陵が109%、石狩翔陽が104%、丘珠が89%、東豊が54%という状況です。

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編集部

一部の高校を除いて、昨対比で言えば志望者数が減っている高校も多いですよね。
これらの高校では、入試の競争率も下がると見て良いでしょうか?

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遠田さん

いいえ。そうとは言い切れませんね。
志望者数が高い高校=人気校ですが、出願のタイミングで自分の偏差値に合わせて一気に志望校が入れ替わります。
いま志望者数が少ない高校は、そうした人気校を諦めた層の志望者が例年流れやすい高校ですから、楽観視はできません。

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編集部

そうなんですね…
入試も最近は難化傾向が続いています。
寒暖差も激しい時期ですが、受験に向けて勉強量が求められる時期でもあります。
受験生のみなさんには、体調に十分注意して、頑張ってほしいですね!

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遠田さん

はい。NEXTでもこうした進路情報の提供や授業での指導を通じて、より生徒のみなさんが力を発揮できるように関わっていきたいと思います!
今日はありがとうございました!

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