子どもを変える!すごいほめ方
今回は、子育てや指導に役立つ情報をお伝えするNEXT流のコーナーです。
これまでも何度かこの「たまご通信」でお伝えしている「ほめる教育」について、もう少し詳しく教えて欲しい!というお声に答えて、今日はご家庭でもできる「ほめる教育」についてご紹介します。
「ほめる教育」の効果
NEXTでは10月から、「ほめる教育」を本格的に導入されましたよね。
具体的にはどのような方法で「ほめる教育」を実践されているのでしょうか?
現場のトレーナーの声掛けから変えています。
もちろん、ほめてばかりではなく、必要に応じて厳しく指導することもありますが、基本的には“生徒の前向きな変化をキャッチしたら、小さなことでもその場でほめる”ということです。
例えば、いつも準備が遅い生徒さんがいたとして、いつもよりも早く準備ができたとします。
NEXTでは、これもほめる対象です。
叱って子どもたち動かすよりも、認められて嬉しくて行動を変えてくれる方がよいですし、その方が子どもたちのよい行動も長続きするのではないでしょうか。
そのために講師の評価項目も変えたそうですね。
はい。NEXTの講師は、70項目以上の項目を毎月評価されます。
この評価項目の中に「ほめる」という要素を追加し、現場でそうした声かけが増えるように取り組んでいます。
また、保護者の方にもほめた内容をできるだけ共有するようにしています。
社内では通称“おほめーる”と呼んでいます。(笑)
集団指導で、一人ひとりのことをそこまで見ていくのは大変ですよね。
どうしてそんな取り組みをはじめたのですか?
いろんな方向から、その子の頑張りをほめてあげたいからです。
人はほめられるとうれしいですよね。嫌な気持ちになるという人はいないでしょう。
頑張ったら、それに喜んでくれる人がいる。
そのことを子どもたちに知ってほしい。
自分のために努力するのもそうですが、誰かを喜ばせるスキルを身につけるために努力するという方が正しいのではないでしょうか。
やる気を削ぐ声掛けをしていませんか?
いまの子どもたちは、ほめられる機会が少ない…
というデータからスタートしたと聞いていますが…。
そうはいっても、どんなことをほめたらいいのかわからないという保護者の方は多いのではないでしょうか?
そうですよね。悪いところばかりに目がいく…というのは自然だと思います。
去年の卒業生の保護者の方の中で、点数が大きく伸びているのに「こんな点数じゃダメ。もっと努力しないと。」とお子様に声を掛けている方がいました。
学年が上がり、学期が後ろになればなるほど、勉強している内容も難しくなり、点数も取れなくなります。
テストの点数も、お子様の努力だけが影響している訳ではありません。
例えば、前回のテストの平均点を踏まえて、作問者が難易度を調整することもあるのです。
そんな背景があって、平均点が大きく下がる中、お子様が前回と同じだけの点数を取ってきたとしたらどうでしょう?
その子にとって、親は保護者の方だけです。
保護者の方が褒めてあげなければ、誰が褒めるのでしょう?
認められない努力を続けられる人は、大人でも子どもでもいないのではないでしょうか。
だから、ほめるポイントは見逃さずにほめてあげていただきたいです。
認められることがエネルギーになって、子どもたちから行動を変えてくれるはずです。
実践編!どんどんほめてみよう!
実際に、ほめるような点がない…、どうほめたらいいかわからない、
と感じる保護者の方はどうしたらよいのでしょうか?
以前、小原さんが紹介していた3Sというものがあります。
「すごい」「さすが」「すばらしい」ですね。
できない点ではなく、できるようになった点に目を向けて、発見したらすぐさまじゃんじゃんほめます(笑)
もう大げさ、溺れちゃうくらいに(笑)
えーっ!なんだか恥ずかしいですね(笑)
そうですよね。(笑)
でも、いま現場のトレーナーはこれをできるように取り組んでいます。
小さなことを大げさに、そしてタイムリーに褒めるのがコツですね。
あと、望ましい応答が本人から返ってきたときにも、「そうだね。よくわかってくれたね。」などと声掛けしてもよいでしょう。
なるほど…実践的ですね(笑)
他にはなにかありますか?
ぜひ実践していただきたいのが、“第三者ほめ”というテクニックです。
例えば、NEXTから連絡が来たとき、「塾の先生が、〜だって褒めてたよ〜。やるじゃん。」などと声をかけてみていただきたいです。
直接ほめにくいというときには、間接的に伝えるのがよいですよ。
ウィンザー効果といって、この方法は心理学的にも効果的だと言われています。
まだ子どもが小さいときは、ちょっとのことで褒めていたのに…
どんどんほめられなくなっていきますよね…
おそらく、お子さんがまだ小さいときは、立ったり、歩いたりしただけでよくやったねー!!と、多くの方が大はしゃぎしていたのではないでしょうか?
もう一度、保護者の方や教育にあたる私達がその頃を思い出して関わるときかもしれませんね(笑)
そうですね!本日はありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!
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