英語の入試が変わる!対策は大丈夫?

今回は気になる教育ニュースをお伝えする、「教えて!教育ニュース」のコーナーです。
いま教育業界では、“英語”がニュースの中心地!
英語の入試が大幅に変わろうとしています。
そんな英語の入試の変化に向けて、みなさん準備は整っていますか?
それでは早速、英語教育改革について見ていきましょう!

結局、大学入試はどう変わるの?

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編集部

2020年の英語教育改革について、このたまご通信でも何度か扱ってきましたよね。
今回は大学入試がテーマです。
小・中学生がほとんどのNEXTで、なぜいま大学入試の話題なのですか?

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竹林さん

学校はつながっていますから、大学入試や大学が変われば、高校、高校入試、中学校、小学校と、連動して変わっていきます。
大学入試の動向を追うことで、子どもたちに必要とされる力が見えてきますから、子どもたちの目線では見えにくい部分にフォーカスして、私達大人が子どもたちのために教育のあり方を考えてあげる必要があると思うんです。

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編集部

確かにそうですよね。
では改めて、大学入試が今後どのように変わっていくのか、教えていただけますか?

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竹林さん

まず、2020年を最後に大学入試センター試験が廃止されることになりました。
これまで国公立大学を受験する際は、一律の問題である大学入試センター試験を一次試験とみなして実施し、大学入試センターから各大学に成績提供して、大学ごとの二次試験を実施することで、入学者選抜を行ってきました。
大学入試センター試験は、大学での学習に必要な知識が備わっているかを測るものとして位置づけられてきたわけです。
その前は「大学入試共通一次試験」というものでしたが、学力の測定にそぐわない出題傾向・難度を見直そうと、1990年から大学入試センター試験に変わった経緯があります。

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編集部

あのセンター試験が終わるなんて…。
受験したことがあるという方もきっと多いですよね。
なぜ廃止になるのですか?

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竹林さん

一言で言えば、「時代の変化」ですね。
わからないことがあれば、スマホで一瞬…。
そんな時代に、ただ知識をたくさん蓄えていることを評価する入試でいいのか。
ということです。
そこで、従来のセンター試験にはなかった、記述式問題を取り入れることで思考力を測ったり、英語ではスピーキング(話す技能)やライティング(書く技能)も評価しようというのが今回の入試改革のねらいです。
新テストの名称は、「大学入試共通テスト」となり、2021年1月からスタートします。

英語民間試験と大学入試

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編集部

でも、なぜその新テストが、英語の民間資格の話になるのでしょう?
最近、大学入試と英検やTOEICが話題に上がったり…よくわからないのですが…

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竹林さん

いままでの大学入試の英語テストは、リスニングとリーディングの2技能評価でした。
ところが、先述したようにこれからの時代は話す、書くという技能も必要ではないかと、テストに入れることになったわけです。
しかし、いままでそうしたテストをしてこなかったため、ノウハウがありません。
まして、同日にたくさんの受験生がテストをするとなったとき、スピーキングを評価できる人はそんなにたくさん確保できない!ということに…。
英検等の面接官も不足しているといいますから、同日にスピーキングの入試は難しいのです。

そこで、これまでの実績のある民間の英語試験を大学入試に活用してはどうか?
という方向性にまとまりました。

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編集部

そういうことなんですね…
ところで、どの英語試験が対象で、いったいどのように入試に活用するのでしょうか?
なんだか試験ごとに特徴があるし、異なる試験のスコアを比較するのも難しいですよね…

dummy
竹林さん

そうなんです。
民間英語試験は受験料も高額ですし、地理的に受験しにくい受験生や経済的に余裕がない受験生に不利益が出るとして批判の声があるのも事実です。
そのため、2023年度までは、大学入試共通テストでも英語のテストが実施されることとなり、大学ごとに使用方法を選べるようになっています。

まだ大学によっても対応はさまざまですが、出願要件としたり、加点の対象とする大学が多いようです。北大などの旧帝大では、民間英語資格の利用を強制しないとしていて、学校からの評価でも代えられるとしています。
それでも、英語力には一定の基準を設けていて、基準を満たしている受験生が望ましいと表明していますから、使える英語を身につけて欲しいという気持ちは変わらないでしょうね。

使用できる英語民間試験は、メジャーなところでいえば、英検とGTEC(ジーテック)です。
他にも試験はありますが、おそらく多くの生徒さんはこの2択が多いのではないかと思います。

dummy
編集部

あれ?前はたしかTOEICも対象だったような気が…?
それにGTECというテスト、あまり聞き覚えがありません。

dummy
竹林さん

TOEICは、今回大学入試への参加を取り下げました。
そのため、大学入試では利用できません。
TOEICはそのテストの運用方法が他の試験と異なり、これまで大学入試で利用できるように調整を続けてきましたが、大学受験での活用は現時点では困難と判断したようです。

一方のGTECは1999年に登場した比較的新しい英語試験です。
他の試験との違いは、日本の入試でリスニングテストが始まる前から、リスニングテストやスピーキングテストを導入し、テストの開発をしてきたことです。
そういった意味では、時代を先取りして早くから「読む」、「聞く」、「書く」、「話す」の4技能評価を取り入れてきたテストですから、ノウハウの蓄積がありますね。
GTECは運営主体がベネッセで、学校への強力な営業網を活かして普及に取り組んでおり、学校での団体受験者が多いのも特徴です。
私達の世代では認知度は低いものの、高校生のほとんどは耳にしたことがある試験ですね。

dummy
編集部

まだいろいろと課題がありそうですね。
なにかを始めるときにこうした問題はつきものとも言えますが…

dummy
竹林さん

そうですね…。
いずれにしても、これまでの受験英語から、使える英語にシフトしようという流れは強いですね。
ただ、今回の英語教育改革はまだ検討が浅い印象もあります。
決定事項が主役であるはずの高校生にしっかり伝わっていない点は、急いで改善すべきです。
仮に、今後大学入試の制度がどう変わるとしても、スピーキングやライディングも含めた英語力を大切にしようという動きは変わらないと思います。
こうした力は一朝一夕には身につきませんから、早くから取り組みたいですね。

dummy
編集部

NEXTでも、英会話のコースや小学部からスタートできる英語コースがありますよね。
もし興味がありましたら、体験レッスン等に参加してみるのも一つかもしれませんね!
竹林さん、今日はありがとうございました!

dummy
竹林さん

体験レッスンはいつでも大歓迎ですから、興味がありましたらぜひお声がけください。
今日はありがとうございました!

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